koichi yamagata のブログ

数学,物理,量子統計,技術などに関するノート.

特異値分解とフォンノイマン代数と極大部分等長作用素

  1. ヒルベルト空間上の有界作用素 Aは特異値分解 A=W|A| が可能であることをさっと証明する.(Wは部分等長作用素)

  2. 部分等長作用素W をAをつかって代数的に書いてみる.
  3. 特異値分解がフォンノイマン代数で閉じていることを確認する.
  4. 極大部分等長作用素というものを考えて ユニタリー作用素特異値分解ができる条件を調べてみる.

 

1. 特異値分解

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Hilbert空間上の特異値分解

 

2. Wの代数的表記  

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特異値分解の代数的表記

3. フォンノイマン代数と特異値分解

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フォンノイマン代数上の特異値分解

4. 極大部分等長作用素とユニタリー作用素

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極大部分等長作用素を使った特異値分解